福岡の和食 四季会席8月の煮物

8月四季会席「きぼう」「こころ」の煮物で、鶏肉と冬瓜の治部煮~キビナゴの唐揚げ添えです。

治部煮は、石川県金沢市の郷土料理で、鴨肉又は鶏肉に小麦粉をまぶし、出し汁に醤油などの調味料を合わせ煮たもの。

肉をまぶした粉が旨味を閉じ込め、同時に汁にとろみを付けます。

「治部煮」の名には諸説有り、岡部治部右衛門が朝鮮から持ち込んだ、材料をじぶじぶ煎りつける、フランスのジビエから変化した、等々・・・・・

美味しいものを食しながら、和食の歴史を感じて下さい。

8月の四季会席「きぼう」「こころ」、焼き物です

旬魚(鯛)の柚庵焼きと、アボカドの天婦羅(みかん塩添え)。

柚庵焼き(幽庵焼き)とは、醤油などの調味料に柚子やかぼすを入れ付け焼きしたもの。

江戸時代の茶人「北村 祐庵」が創案したとされる和食の焼き方です。